【多分風邪(30代前半男性)の声】 不安を自信に変える(2022年11月) 

4年前、八おき塾に入る前の自分は、他人と接すること・コミュニケーションをとることが苦手で、それを避けていくうちにどんどん消極的になり、自信もなくしていきました。高校を中退し、高卒認定を取得し大学に入るもそれも中退してしまい、何か成果を出す、成長するといったことがなく、20代の時間を潰してしまったのです。
このままでは駄目だという気持ちを持ちながらも、何か行動に移すといったことをせず、もやもやとした不安感をかかえながら生活していた時、両親に勧められ八おき塾の相談会に参加しました。

そこで自分と同じような、もしくはそれ以上の悩みや不安を抱えている若者が多くいることを知りました。八おき塾ではそんな彼らと出荷作業や昼食作り、焼き肉や登山といったイベントで交流することで、お互いに様々な感情を共有・共感し、成長できた場であったと思います。
また、コーチにサポートされアルバイト探しを行い、実際に働き始めるようにもなり、少しずつですが人間として前進し、成長していってると感じることができました。

次の成長に繋げるために、一人暮らしをすることをコーチに勧められました。親元を離れ、一人で生きていく力を身につけるためです。
もちろん最初は不安でした。家賃や食費等の生活費を得るために仕事をし、炊事や洗濯といった、実家にいた時はすべて親まかせだったことを自分でこなす。人が生きていく中でこなす当たり前のことは、実際にやってみたらとても大変なんだということを肌で感じることとなりました。
ですが、それも時間が経つにつれ徐々に慣れていき、今まで不安だったこともやらねば生活できないと思い、こなしていく中で少しずつ自信へと変わっていったのです。

また、資格の取得にも挑戦し、MOS試験を受け無事取得することができたのも、自信へとつながったと思います。

ある時、働くことが不安でコーチに反発もあり「もう八おき塾には来ない」と言いました。楽観的というか「仕送りがなくてもなんとかなるだろう」ぐらいの気持ちでしたが、何ともならない事に気づき、しぶしぶ日雇いの仕事を探し始めました。最初は体力を使う仕事がしんどくて、「これからどうしよう」という感じでした。それでも、単純作業の仕事を見つけて、それが自分に合っていると思い、なんとか生活費を得ることができるようになりました。

今現在は、派遣のアルバイトでその日その日の生活費を得るという感じの生活をしています。派遣先の職場で様々な人や仕事にふれてきて、以前のような消極的で自信がないという感じはやわらいだと感じます。
次の目標は生活の安定のために長期で働ける仕事を見つけることです。まだ、将来への不安がなくなったわけではないのですが、自分のやるべきことを少しずつこなしていき、不安が自信に変わっていくように努めていきたいです。

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