【T.H.(20代前半男性)の声】 3ヶ月を振り返って(2022年5月) 

私が八おき塾に来てから3か月が経過しました。高校生くらいから人間関係をうっとうしく感じ始め、大学に入ってからはだんだんと授業に参加しない日が増えていきました。両親に内緒で病院に行きうつ病だと診断されました。それからは、両親に病院に行って診断を受けたことがバレてしまい、大学を休学し家で処方された薬を飲みながら何もしない無為な日々を送っていました。何とかしなければと思ってはいましたが、何をすればいいか自分でもわからずただ時間を浪費していました。そんな日々を過ごしていた時、両親から八おき塾を進められて見学だけならと思い行ってみることにしました。初めて見学しに行った時は通う決断ができず、今年の初春にこのまま何もしないで家にいるよりは幾分かマシになるだろう、とりあえずやってみてダメなら辞めれば良いというような軽い気持ちで通い始めました。何もしないで過ごしていると流れる時間がとても早く感じてそれが怖かったというのもあるかもしれません。

最初は、今まで無気力で家で何もしていなかったのもあり週に二回のシフトですら億劫でしたが、それも通っていくうちになくなっていきました。通うことによって他の受講生やコーチとの出荷作業、料理で関わり少しずつではありますが自分自身も変化していったと感じています。以前は昼食を食べなかったりしましたが、たまには作るようになり、外出もいくどか増えていきました。一分間スピーチでは話題が見つからず四苦八苦していましたが、これは多少話せるようになりましたが今でも苦労しています。今の私にとって何かに興味を持ったりするのがまだ難しいようです。八おき塾に通ってからの一番大きな変化といえば、まだ勤務すると決定はしているわけではありませんが、アルバイトに応募したことだと思います。週に二日ではありますが、八おき塾に通うことで自分の中でアルバイトを始めるまでのハードルが大きく下がったと感じています。

今のところ何か趣味を見つけたり将来の展望を明確にもっているわけではありませんし、将来に対して前向きに考えられていないというのが現状ですが、引きこもっていた日々と比べ、八おき塾に通い料理や作業を通じ少なからず自信がついてきたように感じます。私はいまだに人間関係自体をうっとうしく感じていますし、できる限り関わりたくないとも思っています。しかし、八おき塾に通ってからの3か月で感じた自分の変化のように、ゆっくりではありますがこれからも着実に前に進んでいきたいと思っています。

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