【真司のお父さんの声】 旅立ち(2018年5月)

新聞の「掲示板」に掲載されていた、福岡わかもの就労支援プロジェクトの紹介を見つけたのは1年半前のことでした。
医療機関やカウンセリング等、様々な施設を訪ねた後の状況の中、本人の「自分ひとりで相談してみる」気持ちを尊重しつつも心配しながら、相談会へ参加する息子を見送ったことを覚えています。

福岡わかもの就労支援プロジェクトでの活動そのものは、わかもの本人が行います。鳥巣さんとの定期的な面談やイベントへの参加など、親としては具体的な内容は知らず、どちらかというと鳥巣さんに委ねる(伴走していただく)ことを心がけました。何かあったら連絡をいただくこととし、本人の状況もその際に伝えていただきました。
息子は鳥巣さんと話をしながら、自分自身で考え、答を探し行動するようになっていったようです。

支援開始から卒業、その後もしばらくの間鳥巣さんには本当によく見守っていただいたというのが実感です。良い時も悪い時も、親とは違う立場でいわゆる「斜め上からの」関わりで接していただいたことで、本人も信頼し安心して日々を過ごし少しずつ自分自身や将来のことを考え始めることができていったのではないかと思います。

また、同じような経験を持つ仲間と出会い、一緒に何かを行うことでお互いを認め合うことも自信につながったのではないかと感じています。卒業生の方も含め皆様に大変感謝しております。

息子は、まだ学生ですが次の目標に向かって旅立ち、福岡を離れ新しい生活を始めている状況です。
自分でできたことを少しずつ積み重ねていくことによって自信をつけ、次のステップへと進めていることは私たちにとって何よりも嬉しいことです。鳥巣さんから受けたコーチングを今度は自分が子供たちに行いたい、という夢を私たちも応援していきたいと思います。

本当にありがとうございました。
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