【早苗(20代前半女性)の声】 3ヶ月を経過して(2017年4月)

就労支援を受けて3ヵ月、少しずつではありますが、自分の中で何かが変わってきました。一番変化を感じたことは、興味のあった施設を見に行ったことです。施設を見に行ったといっても、中には入れず外から見ることしかできませんでした。こんな事で何か変わったのかと思いましたが、今まで行動することが出来なかった私にはとっては大きな一歩でした。

初めて「福岡わかもの就労支援プロジェクト」に参加したのは忘年会でした。正直、知らない人たちと関わることが嫌で場違いなところに来たという気持ちでした。けれど、みんな優しくて、話を聴くと似たような悩みがあり、自分だけが苦しいのではないということを知りました。先輩方のお話はためになることが多く、ありがたい気持ちでいつも聴いています。

高校時代に病気になったことで全日制学校に行けなくなり、通信制に入り直しました。なぜ自分だけが病気になるのか、通信制の学校に行くのは悪いことなんだ、このまま生きていても仕方がないのでいっそ死んで人生を終わらせたい、楽になりたいとすべて悪い方向に考えていました。結果だけの自分ではなく、頑張っている姿・過程を見ようと見方を変えると、実はこんなに頑張っていたことに気づきました。全日制の時は病気になっても毎日学校に行きました、また、全日制・通信制併せて3年間で卒業できました。このように、初めて自分をほめてみると、心がすっきりしました。見方を変えると今まで見えなかったものが見えるようになり、考え方も変わりました。
周囲の人からの言葉を毎回毎回真に受けて落ち込んだり、思っていることも言ってはいけないと我慢したり、自分も周りも見えていない状態でいました。でも、今では全部を真に受けても自分が大変になるだけだと気づき流せる話は流し、思ったことをはっきり言っていいんだと気づき、自分のペースで物事を進めていこうと思うようになりました。

考え方が変わり自分が本当にやりたいこと、興味があるものが明白になっていきました。最近では、色々なことに興味を持ち、色々な出来事を楽しもうと思いながら過ごしていこうと思います。
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彼女に書いた後の感想は?と聞いた所、「これだけ書けた自分がすごい」「3ヶ月少しずつ変われた」「人生を終わらせなくて良かった」と言ってました。嬉しい感想です。
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