【T1(20代前半男性)の声】 やり直し(2026年3月) 

 高校を入学してすぐに不登校になり、高校2年生で通信制に転入学。無事に高校を卒業して専門学校に入学したが、またも不登校になり、3カ月で退学。
 その後は、アルバイトをしたり家に引きこもったりを繰り返し、気付けば25歳になっていた。直近では3年間メールのカスタマーサポートのアルバイトをしていたが、何も成長を感じられず、ただただ苦痛の毎日だった。自分には価値がないとか、生きてても何も楽しくないとか、いつもネガティブなことばかり考えており、急にアルバイトに行けなくなった。何かをしなくてはという気持ちはあったが、すぐに働ける気力はなかった。

 そんな時、八おき塾の存在を知った。引きこもっていた人たちが立ち直り、自立できる環境と知り、何かが変わるかもしれないと思い、行ってみることにした。
 最初はなかなか馴染むことができなかったが、通うにつれて次第にコーチや塾生の方と話せるようになった。みんな私の話をしっかり聞いてくれて、誰一人否定することはなかった。そして、私は安心した人とのつながりを欲していたことに気づいた。
 しかし、八おき塾に通う生活は長くは続かなかった。私の性格は熱しやすく冷めやすい。八おき塾に通って4カ月した頃、いつもと同じ繰り返しだ、前に進んでいない気がする、行っても意味がないと思うようになり、再び引きこもってしまった。

 たまに外に出ることがあっても、いつもひとりぼっち。休職中にウツと診断された時にもらった薬を再開することもあった。薬を飲んで最初の方は悲しい気持ちや苦しい気持ちが減って楽になった。しかし、それと同時に楽しい気持ちや嬉しい気持ち、物事に対する興味がなくなっていき、宙に浮いたような感覚で自分が自分ではないように感じた。
 でもこのままではいけないと、焦りや将来の不安が押し寄せてきた。その時根気強く家に来てくれたコーチに外に出る勇気をもらい、引きこもって4カ月後に八おき塾に復帰した。復帰するタイミングで薬を辞めて、少しずつ感情が戻っていった。

 復帰した最初はとんでもなく気まずく、行くのが億劫だったが、コーチや塾生の方が暖かく迎えてくれた。改めて、私は安心できる人との繋がりが大切なんだと再認識した。
 また一からやり直しになってしまったが、倒れてもまた立ち上がる力が強くなった気がする。引きこもる・外に出る、どの選択をしても辛く苦しい。だけど引きこもって将来の不安を考えるより、外に出て八おき塾に行ったり、人と話したりする方が前を向いて進んでいける気がして、幾分気持ちも良い。そして私に足りないものは、稼ぐということ。将来を見据えて長く働ける正社員を目指したい。ここから就活や実際に働くことで辛くなることがあると思うが、負けずに前に進んでいきたい。

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